南門近くのトイレで爆発音があった靖国神社。韓国人の男の関与が浮上したことで、日韓の新たな外交問題に発展する可能性も=3日午後、東京都千代田区(福島範和撮影)(写真:産経新聞)

 靖国神社(東京都千代田区)の公衆トイレで爆発音がした事件で、事件に関与したとみられる韓国人の男は、日本の滞在期間が数日間だったことが3日、捜査関係者への取材で分かった。男は爆発物の材料を複数携帯して入国した可能性が高いことも判明。警視庁公安部は滞在が短期間だったことから計画性が強い犯行とみており、男の国内の足取りを調べるとともに韓国捜査当局との連携についても検討する。

 捜査関係者によると、男は11月中旬から下旬ごろ、羽田空港から日本に入国。事件発生後は、靖国神社から徒歩で滞在先の千代田区内のホテルに立ち寄り、その日のうちに韓国に渡航していた。日本滞在の期間は数日間で、ホテルも靖国神社から徒歩10分前後の場所に確保していたことから、事前に計画を練った上で短期間で手早く犯行に及んだとみられる。

 男はインターネット上で爆発物についての情報を入手して製造したとみられるが、リード線やパイプなどの準備には、ある程度時間が必要になる。

 公安部は複数の材料を海外で購入した後、日本を訪れていたとの見方を強めている。

 事件は11月23日午前10時ごろ発生。神社南門近くの公衆トイレの個室で爆発音があった。個室の天井には約30センチ四方の穴が開き、固形物が詰められたパイプやデジタル式タイマーが見つかった。警視庁は爆発物の詳しい内容についても鑑定を進めている。