ロンドンの米大使館前で演説するイスラム導師アンジェム・チャウダリー被告=2012年9月撮影

 【ダッカ時事】バングラデシュの首都ダッカで起きた飲食店襲撃事件の実行犯7人のうち1人は、過激派組織「イスラム国」(IS)の勧誘者とされる宗教家2人をツイッターでフォロー(読者登録)していた。

 地元メディアが4日報じた。いずれの宗教家のアカウントもそれぞれ2014、15年に停止されており、実行犯が少なくとも2年前からISに関心を持っていたことになる。

 報道によれば、ツイッターでISの情報を集めていたのは、犯行集団の中で主導的役割を果たしていたとされる22歳の男。ロンドンを拠点に活動していた著名なイスラム導師アンジェム・チャウダリー被告と、「シャミ・ウィットネス」名でISの勧誘活動をしていたインド人のメディ・ビスワス被告をフォローしていた。

 チャウダリー被告は昨年8月、ISへの援助を募った疑いで英国で訴追されている。ビスワス被告も14年12月、ISの思想を肯定し、ジハード(聖戦)への参加を呼び掛けたとしてインドで訴追された。

 また、もう1人の実行犯で、与党アワミ連盟幹部の息子とされる男は、自身のフェイスブック上で、イスラム教説教師ザキール・ナイク師の「全イスラム教徒はテロリストになるべきだ」との発言を引用していた。

 ナイク師はインド西部ムンバイにイスラム系団体を創設し、比較宗教学の権威とされる。イスラム教スンニ派以外の教義を認めず、排他的なヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返したことから、英国やカナダへの入国を拒否されている。