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JR九州・長崎線で、特急同士が正面衝突寸前で緊急停止

JR九州・長崎線で、特急同士が正面衝突寸前で緊急停止

同じ線路上で向かい合って停車する上りの「かもめ20号」(手前)と「かもめ19号」=佐賀県白石町のJR肥前竜王駅で2015年5月22日午後5時56分、松尾雅也撮影

 一歩間違えれば大惨事になる可能性もあった。佐賀県白石町のJR長崎線肥前竜王駅で22日起きた特急同士のすれ違いミス。同一線路上で向かい合って停車した2本の特急の距離はわずか93メートルしかなかった。JR九州は同日夜、記者会見で謝罪し、運転士と指示を出すJR九州指令との間の情報伝達ミスがトラブルにつながったことを明らかにした。

 同社によると、博多発長崎行きの「かもめ19号」と長崎発博多行きの「かもめ20号」は一駅長崎寄りの肥前鹿島駅ですれ違うはずだった。しかし、19号の運転士が肥前竜王駅に入る直前に異音に気付いたため、駅の手前の信号機のほぼ横で停車した。この間に20号が一駅進み、肥前竜王駅ですれ違うことになった。

 20号が肥前竜王駅の待避線に入ったことを受けて、JR九州指令が19号の運転再開を指示した。この時点でポイントは両方向とも待避線側になっていたが、19号の運転士は自分の側は直進方向になっていると誤解。約120メートル先のポイントを時速約35キロで通過して待避線に進入して初めて気付き、急ブレーキをかけた。列車は2両目まで待避線に入って停車した。