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米国ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊で列車脱線、8人死亡

米国ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊で列車脱線、8人死亡

脱線事故の現場を調べる作業員ら=フィラデルフィアで2015年5月13日、AP

 【ニューヨーク草野和彦】米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで起きた全米鉄道旅客公社(アムトラック)の列車脱線事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は13日、列車が制限速度の2倍以上の時速約170キロで、事故現場のカーブに進入していたことを明らかにした。また死者数は7人、負傷者は200人以上となった。

 NTSBによると、カーブの制限速度は約80キロ。列車が時速約170キロで進入した直後に機関士が緊急ブレーキをかけた。その3秒後、時速約164キロに減速した時点でデータ記録装置が止まっており、脱線したとみられる。機関車両を含む全8両が脱線した。

 米国の鉄道の主要線区は年末までに、速度超過防止システムの導入が義務付けられているが、事故が起きた区間は未導入だった。NTSBの担当者は「システムが導入されていれば、事故は起きなかったのではないか」と述べ、速度超過が事故原因との見方を示した。機関士から詳しい事情を聴く方針だ。

 事故が起きた路線は首都ワシントン-ニューヨーク-ボストンを結ぶ「北東回廊」と呼ばれ、年間約1200万人が利用する大動脈。アムトラックによると、復旧の見通しは立っていないという。