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スペイン列車脱線転覆事故 事故車両の残骸と通過する列車

スペイン列車脱線転覆事故 事故車両の残骸と通過する列車

事故車両の残骸(手前)の横を通過する列車=AP

 【パリ宮川裕章】スペイン北西部ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステラ市で起きた高速鉄道脱線事故で、フェルナンデス内相は27日、運転士(52)を過失致死の疑いで捜査していると語った。一方、事故現場は、速度を自動的に制御する自動列車制御装置の作動地域から外れた旧式の安全制御区間だったと地元紙が報じた。人為ミスに不十分な安全設備が重なり事故につながった可能性が浮上した。

 フェルナンデス内相は「(事故は)運転士の責任と考える証拠がある」と述べた。

 地元メディアによると、事故のあった路線は速度超過時に自動的に減速させるシステムを採用しているが、作動地域は事故現場から約300メートル手前で終了し、以降は旧式の安全装置を使っていた。旧式装置では時速200キロを超えると自動的に減速するが、それ以下では警告を受け運転士が手動で対応する。

 スペインでは約3100キロの高速鉄道網のうち8割以上が過去10年間に新設されるなど急拡大しており、安全対策が追いつかなかったとの指摘もある。