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東海道新幹線の車内で乗客が油をまいて放火、2人死亡 焼身自殺の疑い

東海道新幹線の車内で乗客が油をまいて放火、2人死亡 焼身自殺の疑い

火災が発生した東海道新幹線の車内から担架で運び出される乗客 =30日午後1時49分、神奈川県小田原市(川口良介撮影)(写真:産経新聞)

 東海道新幹線で30日に発生した放火事件は、鉄道の火災対策の問題点を浮き彫りにした。鉄道各社は国の指示に基づき、車両に燃えにくい部材を導入、乗客にも危険物を持ち込まないよう周知するなどハード、ソフト両面で対策を進めてきた。国土交通省は「これ以上、規則を厳しくしてもいたちごっこだ」と漏らす。

 国交省は平成15年に韓国で発生した地下鉄放火事件を受け、火災対策の強化を図るよう地下鉄や新幹線などの運行事業者に通達。耐火性以外に燃え広がりにくさなどの強化を求めた。

 JR東海では、シートや床に難燃材、天井や壁に不燃材の部材を使用。車両と車両の間には燃えにくい扉を設置し、煙などを遮断するようにした。消火器も各車両に2本ずつ設置。デッキには監視カメラが設置されており、車掌室で映像を見ることができるという。

 東京メトロは「ガソリンを4リットル持ち込んで火を付けても、車体は燃えないようになっている」とする一方で、乗客が巻き添えになることを防ぐのは難しいと説明する。トンネルを走る地下鉄の特性上、火災発生時には乗客を乗せたまま、次の駅まで電車を走らせざるをえないという。

 国交省によると、スプリンクラーなど水による消火設備は感電の恐れから設置することが避けられ、他の鉄道事業者も不燃性の車両による対策をとっている。