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東海道新幹線の車内で乗客が油をまいて放火、2人死亡 焼身自殺の疑い

東海道新幹線の車内で乗客が油をまいて放火、2人死亡 焼身自殺の疑い

火災が起き停車した新幹線の1号車と運転席の連絡部を調べる捜査員とトリアージのタグを付けたまま作業する乗務員=神奈川県小田原市で2015年6月30日午後1時15分、梅村直承撮影

 東海道新幹線で林崎春生容疑者(71)=東京都杉並区西荻北=が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件は、7日で発生から1週間を迎える。林崎容疑者は4月から定職を失っており、神奈川県警は生活苦を理由に自殺した可能性があるとみている。一方で走行中の「のぞみ」車内という場所を選んだ理由の解明は難航している。【福永方人、村上尊一、二村祐士朗】

 林崎容疑者は6月30日午前11時発の新大阪行き「のぞみ225号」に東京駅から乗車。神奈川県小田原市にさしかかった11時半ごろ、先頭車両(1号車)の最前列の座席付近でガソリンをかぶり、ライターで火を付けた。煙と熱風に巻き込まれ、乗客の整体師、桑原佳子さん(52)=横浜市青葉区=が死亡、乗客と車掌の計28人が重軽傷を負った。

 林崎容疑者は事件前日の29日午前、自宅近くのガソリンスタンドで「車がガス欠になった」とうそをついてガソリン約7リットルを購入。夕方にはJR中央線西荻窪駅で掛川(静岡県)行きの新幹線自由席切符を買った。県警幹部は「自殺への決意がうかがえる」とみるが、遺書は見つかっておらず、多くの乗客がいる走行中の新幹線を自殺の場所に選んだ理由は分かっていない。