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JR山陽新幹線、走行中に部品脱落して車体に衝突 乗客女性けが

JR山陽新幹線、走行中に部品脱落して車体に衝突 乗客女性けが

脱落したカバーが設置されていた場所で説明をするJR西日本の社員=福岡県那珂川町の博多総合車両所で2015年8月9日午後5時3分、須賀川理撮影

 JR山陽新幹線の小倉駅(北九州市)-博多駅(福岡市)間で8日起きた停電で、走行していた下りの「さくら561号」(8両編成)の床下を覆う防音用のカバーが脱落していたことが分かった。このカバーが舞い上がり架線に近づいてショートしたため停電したとみられる。JR西日本が停電の原因や事故当時の状況を調査している。

 福岡県警は9日、JR博多総合車両所(福岡県那珂川町)で事故車両の実況見分をした。業務上過失傷害容疑を視野に、車両の整備や点検に不備がなかったかなどを調べる。また九州運輸局は同日、JR西日本に対して再発防止に努めるよう文書で警告した。

 JR西日本などによると、停電は8日午後5時半ごろ、さくら561号が福岡県宮若市のトンネル内を時速285キロで走行中に起きた。1号車と2号車の連結部分付近に取り付けられていた防音用のアルミ製カバー(幅71センチ、長さ62センチ、重さ6・5キロ)が脱落。風圧で舞い上がり、車体にぶつかった後に車体上部の架線に近づいてショートさせたとみられる。

 3号車の左側面の複数箇所がえぐられたように損傷していたのをはじめ、2号車から6号車までの左側面に計39カ所の傷があった。脱落したカバーがトンネルの内壁と車体に次々とぶつかりながら後方に飛んでいったとみられる。カバーは2本のボルトと2カ所のフックで固定されているが、ボルトが2本ともなくなっていた。また、隣に取り付けられていたカバーのボルトも1本がはずれ、1本が緩んでいた。整備のため7月24日につけ直しており、その際にボルトの取り付け方が悪かった可能性があるとみて調べている。