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東海道新幹線の車内で乗客が油をまいて放火、2人死亡 焼身自殺の疑い

東海道新幹線の車内で乗客が油をまいて放火、2人死亡 焼身自殺の疑い

車内の火災で停車する東海道新幹線の車両(奥)と作業に当たる消防隊員ら=6月30日、神奈川県小田原市(写真:夕刊フジ)

 走行中の新幹線で油をまき散らし焼身自殺を図る-。車内で起きた事件・事故としては過去最悪の被害となった東京発新大阪行き東海道新幹線「のぞみ225号」(16両編成)の放火事件。神奈川県警は1日に油をかぶり死亡した東京都杉並区の林崎春生(はるお)容疑者(71)の自宅を殺人と現住建造物等放火容疑で家宅捜索。犯行に至った動機などの解明を進める。手荷物検査なしという利便性に潜む人為的なリスク。利用者はどう向き合っていけばいいのか。

 林崎容疑者は事件前日の6月29日、自宅周辺の住民にポリタンクを持ちながら「ガソリンスタンドに行く」と語っていたという。県警によると、同容疑者が1号車をうろついていた際、ポリタンクを持っていなかったことから、別の車両に隠していた可能性もあるとみて調べている。

 列島の大動脈、新幹線で起きた“自爆テロ”に関係者の衝撃は計り知れない。2020年東京五輪・パラリンピックの開催を控えており、テロ対策の面でも困難な課題を突き付けられた格好だ。

 国土交通省によると、ガソリンなど可燃性液体の持ち込みは鉄道営業法などに基づき禁止されているが、新幹線で荷物検査は実施されていない。混雑する駅で乗客全員を対象に短時間で検査をするのは難しいためだ。