魚釣島へ向かう抗議船(中央)を阻止しようとする海上保安庁の巡視船=海上保安庁撮影のビデオから
 水柱を上げながら接触する巡視船と抗議船——。

 香港の活動家らによる沖縄県・尖閣諸島への不法上陸事件で、海上保安庁が27日に公開したビデオ映像からは、制止を振り切って猛然と突き進む抗議船の様子が浮かび上がった。7時間にわたって撮影された映像は約30分間に編集されたが、海保幹部は「海保の措置が適正だったことを理解してもらえる内容と思う」と語った。

 公開されたのは、15日の不法上陸事件で巡視船上や海保ヘリなどから収録したビデオ映像。抗議船は同諸島から約44キロの接続水域に入った後、領海に入らないよう巡視船から繰り返し警告を受けていた。巡視船から抗議船の船橋に向かって放水なども行われた。

 抗議船は魚釣島の目前にさしかかると、複数の巡視船に進路をふさがれた。しかし、そのまま直進して浅瀬に乗り上げ、活動家らが次々と魚釣島に上陸した。