沖縄県・尖閣諸島周辺の水質などを調べる東京都の調査団。奥に見えるのは魚釣島=2012年9月2日午前6時47分、代表撮影

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入に向けた調査を行うため、同諸島の魚釣島などに向けて石垣港を船で出発した東京都の調査団は2日早朝、周辺海域に到着し、現地調査を始めた。島の周りを航行しながら可能な限り接近し、不動産としての価値や取得後の活用方法を検討するための基礎的データを集める。同日夕に作業を終え、夜に石垣港に戻る予定。

 快晴で波も穏やかな好条件の中、調査は予定通り午前6時半に始まった。調査員計15人がラバーボートと小型船に分乗し、同7時過ぎに魚釣島西側の旧船着き場の近くの海に到着。大気を採取したり、海岸の地形を調べたりする作業に取りかかった。

 調査するのは都が購入の対象とする魚釣島、北小島、南小島の3島。調査団は海洋政策に詳しい専門家や不動産鑑定士、都や石垣市の職員ら計25人で、都が民間の海難救助船(2474トン)をチャーターした。