政府が尖閣諸島を地権者から買い取ることで合意したとみられることを受け、対応に苦慮しているのがのが東京都だ。購入資金を募ったところ、14億円も寄付が集まってしまった。政府に譲渡される見通しだが、「都だから寄付した」という不満を持つ人も相当数いる模様だ。

■東京都の尖閣担当電話、話し中が続く

 国と地権者の合意が報じられた2012年9月5日、石原慎太郎都知事は

  「地権者が国の言うことで折り合ったなら口を挟めない」

と述べ、寄付した人に経緯を説明する手紙を出す考えを示した。

 東京都によると、9月5日時点で集まっているのは14億6851万5147円。ただし、募金を受け付けた件数は10万1505件にものぼり、全て返金するのは膨大な手間がかかる上、匿名での寄付もあるため、全て返金するのは不可能だ。

 このような経緯もあって、この14億円は政府に譲渡する方針だが、それでは納得しない寄付者も、相当程度出そうだ。例えばJ-CASTニュースのコメント欄にも、

  「慎太郎がやってくれると思って、『その意気やよし!』と、(俺にとっては大)金を振り込んだ。あの尖閣無策のアンポンタン野田に献金したような結果になるのには、到底我慢できん。どうにかすべきだ!返せ!」

と、怒りの声が届いている。また、東京都の尖閣諸島寄付担当の直通番号は、9月6日17時時点では話し中の状態が続いており、寄付者から多く意見が寄せられているとみられる。