中国が設定した防空識別圏で緊急発進をかけたとする同国国防省の発表について、否定的な見解を表明した小野寺防衛相=30日午前、羽田空港

 小野寺五典防衛相は30日、中国が設定した東シナ海の防空識別圏で自衛隊機などに緊急発進(スクランブル)をかけたとする中国国防省発表について「特異な状況はない」と否定的な見解を表明した。都内で記者団に述べた。米政府は29日、目立った反応を控えている。日米で連携し中国側の動向を見極める構えだ。米政府は韓国とも協調し情報収集を進める。

 小野寺氏は「航空機の急接近など公表する事態はない」と指摘した。同時に「お互いに冷静に対応することが大切だ。国際社会の一般常識に従ってしっかり対応してほしい」と要求した。