接続水域でにらみ合いを続ける中国監視船(手前)と海上保安庁の巡視船=沖縄県・尖閣諸島魚釣島沖約40キロで2012年9月19日午後3時31分、本社機「希望」から金澤稔撮影

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)で19日、中国の漁業監視船「漁政204」など3隻が日本領海の外側にある接続水域に入ったのを、海上保安庁の巡視船が新たに確認し、18日以降に確認された尖閣諸島周辺を航行する中国の漁業監視船や海洋監視船は計16隻となった。引き続き海保が警戒を続けている。

 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、19日はほとんどの中国の公船が接続水域を出たり入ったりし、一部は接続水域内で航行せずに止まったりした。また海洋監視船の6隻は尖閣諸島から離れる方向で航行している。

 中国メディアが尖閣諸島周辺に向かったと報じていた大量の漁船団は19日午後10時半現在確認されていない。尖閣諸島周辺の領海を除く海域は、日中漁業協定で両国の漁船が操業できるため、接続水域外で中国漁船が操業している可能性はあるという。

 領海に入らないよう求める海保の警告に対し、19日に加わった1隻は「正当業務をしている」などと応答した。【井本義親】