岸田文雄外相(左)は9日午前、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国公船が3日連続で侵入したとして、同国の程永華駐日大使(右)を外務省に呼び抗議した。

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で9日、中国公船2隻が領海に侵入した。

 3日連続の侵入で、岸田文雄外相は同日午前、程永華駐日大使を外務省に呼び、「一方的に現場の緊張を高める行動を取っていることは断じて受け入れられない」と強く抗議した。最初に領海侵入した5日以降、杉山晋輔外務事務次官が再三抗議していたが状況が改善しないため、政治レベルに引き上げた。

 岸田氏は「日中関係をめぐる状況は著しく悪化していると言わざるを得ない」と強調。「事態収束には、中国側が誰の目にも明らかなように現場の状況を改善させるしかない」と述べ、早急に現場海域を退去するよう要求した。