沖縄県の尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島=代表撮影

 東京都は22日、年度内の購入を計画している尖閣諸島(沖縄県石垣市)への上陸許可を政府に再申請した。28日に船で出航し、29日にも上陸して現地調査するとしている。政府は申請を正式に受理したが、結論は保留し、事実上、上陸を認めない方針だ。都は許可が得られない場合でも、洋上から島の地形や植生の現状を確認し、不動産価格の算定など購入手続きを進める構えだ。

 都がチャーターするのは海難救助などに使う約2000トンのサルベージ船。財務や環境、港湾などの分野の都職員のほか、都が委託している不動産鑑定士、尖閣諸島に関する助言を受けるために都が専門委員に選任している山田吉彦・東海大教授、内外の報道関係者約10人ら、計約40人が乗り込む。

 約170キロ離れた石垣港から▽魚釣島▽北小島▽南小島−−の3島へ向かう。3島を借り上げている政府が上陸を認めれば小舟で接岸し、測量や生物の確認などにあたる計画だ。調査は今後も複数回予定している。