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中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故の現場

中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故の現場

遺族が手向けた花(手前)が残る中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故の現場=山梨県大月市で2013年2月3日午後4時20分、木葉健二撮影

 山梨県大月市の中央自動車道・笹子(ささご)トンネル(全長4.7キロ)で天井板が崩落し9人が死亡した事故で、中日本高速道路は3日、上り線トンネル内の崩落現場を報道機関に初めて公開した。路面には落下した1枚1トン以上の天井板でえぐられた傷が100メートル以上にわたり刻まれ、遺族が置いた花束が供えられていた。

 天井板を載せていた側面の受け台は、引きちぎられたように曲がった鉄筋がむき出しになっていた。5人が犠牲になったワゴン車があった場所は、火災で路面は溶けて変色していた。

 上り線では事故後の緊急点検でボルトの緩みや脱落など約1200カ所の不具合が判明。崩落現場の天井には、「劣化」「ひびわれ」などチョークによる点検時の書き込みがあった。中日本高速は天井板約1万1000枚を既に撤去した。

 現場公開を巡っては、中日本高速は当初、遺族の心情への配慮や安全性などを理由に拒否。亡くなった石川友梨さん(28)の父信一さん(63)=神奈川県横須賀市=は「非公開が『遺族への配慮』と聞き、なぜとの思いだった。中日本から相談はなかった。事故の記録を後世に伝え、警鐘とすべきだ」と話した。