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笹子トンネル崩落事故のイメージ

笹子トンネル崩落事故のイメージ

 山梨県大月市の中央自動車道・笹子(ささご)トンネルの天井板崩落事故で、業務上過失致死傷容疑で捜査している山梨県警捜査本部は、つり天井をトンネル最上部で固定しているアンカーボルトを実際に引き抜く「再現実験」を近く事故現場で行う方針を固めた。現場検証で脱落したボルトがあることが判明。原因究明に向け、ボルト周辺の劣化状況を実証することが不可欠と判断した。

 国土交通省の事故調査・検討委員会(委員長、今田徹・東京都立大名誉教授)と連携して行う。崩落地点周辺の壁に残ったボルトに荷重をかけ、どれぐらいの力がどんな方向にかかれば抜け落ちるかなどを専門家の立ち会いも求めて実験する。

 事故では、トンネル最上部の内壁からつり下げた天井板や隔壁が、アンカーボルト(太さ16ミリ、長さ230ミリ)で接合されている鋼材やつり金具ごと落下。ボルトは内壁に開けた穴に差し込み、樹脂接着剤で固定されていた。

 捜査関係者らによると、ボルトの多くに接着剤が付着し、一部には腐食も見られた。こうした状況から、県警はボルトや周囲の接着剤、内壁コンクリートを含めたボルト接合部に問題があった可能性があるとみている。【山口香織】