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笹子トンネル天井板の構造

笹子トンネル天井板の構造

打音「不十分」指摘受け、トンネル点検改善検討

 今回の事故を巡り、天井板を固定するアンカーボルト脱落の危険性を見抜くには、「目視」や「打音検査」など従来の点検方法だけでは不十分との指摘があることを受け、国土交通省は点検手法の改善を検討することを決めた。

 近く笹子トンネルでボルトの「引き抜き実験」などを実施して従来の点検方法の有効性を検証し、点検基準の見直しにつなげる。

 国交省の「道路トンネル維持管理便覧」では、「目視」「打音検査」「触診」を主な点検手法と定めている。これらは一般的に、ボルトや鋼材の金属腐食や、コンクリートの劣化の発見に有効とされてきた。

 しかし笹子トンネルは、天井板のつり金具を固定するため、ボルトの周囲に樹脂製の接着剤を流し込んで固める工法を採用している。事故後、国交省の調査検討委員会が調べたところ、落下したボルトに目立った腐食はなく、樹脂の劣化でボルトを固定する力が弱まった可能性が浮上した。