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笹子トンネル崩落事故のイメージ

笹子トンネル崩落事故のイメージ

 山梨県大月市と甲州市にまたがる中央自動車道の笹子トンネル(全長4784メートル)崩落事故で、県警は3日午前までに巻き込まれたワゴン車などから複数の遺体を確認。死者は9人となり、県警では業務上過失致死傷容疑で捜査を開始した。国内のトンネル全長トップ10は新幹線関連で占められているほか、交通量が多い首都高速道路も各設備の老朽化が著しい。笹子以外のトンネルは大丈夫なのか。

 県警によると、ワゴン車の5遺体は、脱出した神奈川県三浦市の女性銀行員(28)の同行者で、東京都内のいずれも20代の男性3人、女性2人とみている。乗用車の3人は山梨県在住の70代男女と60代女性。トラックの運転手は、山梨県甲斐市の会社員、中川達也さん(50)と判明した。県警は、他に巻き込まれた車両はないとみている。

 天井板の崩落で多数の死者を出す大惨事は国内初。中日本高速道路によると、強化コンクリート製の天井板はトンネル最上部からのびた金具でつり下げられ、1枚の幅が5メートル、奥行き1・2メートル、厚さ8センチで、重さ約1・2トン。崩落した範囲から推定すると、約150枚が落下したとみられる。

 防災システム研究所の山村武彦所長は「東日本大震災や翌日に発生した長野県北部地震で生じたひずみが、事故に影響した恐れもある」と指摘。トンネル工学に詳しい大阪大の谷本親伯(ちかおさ)名誉教授は「しみ出した地下水などで金具が腐食し、天井の重みに耐えられなくなった恐れがある」と分析する。