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レッカー車に引かれて出てきた大破したトラック

レッカー車に引かれて出てきた大破したトラック

レッカー車に引かれ笹子トンネルから出てきた大破したトラック=山梨県甲州市で2012年12月3日午前5時56分、矢頭智剛撮影

 山梨県大月市の中央自動車道上り線の笹子(ささご)トンネル崩落事故で、中日本高速道路は3日、崩落した天井板を支えているつり金具をトンネル最上部のコンクリートの内壁に固定しているアンカーボルトが一部で抜け落ちていたことを明らかにし「老朽化も原因として考えられる」と説明した。また県警は乗用車内に3人の焼死体があるのを確認、ワゴン車からも5人の遺体を収容し、事故による死者は9人、重軽傷者2人となった。県警は安全管理に問題があったとみて業務上過失致死傷容疑などで調べる。

 中日本高速によると、つり金具の上端は、トンネル最上部の内壁に2本のボルト(長さ230ミリ、直径約16ミリ)で固定されたT字形の鋼材(長さ6メートル)に、1本のボルトで固定してあった。下端もT字形鋼材に同様に固定され、この鋼材の上に左右から2枚の天井板を乗せてある構造だった。3日未明から実施した緊急点検で、この内壁に打ち込まれたアンカーボルトが抜け落ちていたことを確認したという。ボルトが腐食していたり、さびていたりしたという情報はなく、トンネルのコンクリート自体が経年劣化していた可能性もある。