5月2日、アフガニスタン北東部バダフシャン州で大規模な地滑りが発生し、数百人が死亡、2000人以上が行方不明となった。提供写真(2014年 ロイター)
[カブール 2日 ロイター] - アフガニスタン北東部バダフシャン州で2日、大雨による大規模な地滑りが発生し、数百人が死亡、2000人以上が行方不明となった。
地滑りはタジキスタンに隣接する同州アルゴ地区の村で、午前11時(日本時間午後3時半)ごろに発生。州知事の報道官はロイターに対し、村には1000世帯以上が生活していたとし、計2100人が避難できていないと述べた。地滑りが大規模だったことから生存者はいないとの見方を示した。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は、死者数を350人としている。
現地では約1週間にわたり大雨が続いており、救助活動は難航している。国連のマーク・ボウデン人道調整官は、被害の程度を完全に把握するまでには時間がかかる可能性があると指摘した。