妻の典子さん、長男の康之さんの遺影を手に、竹灯籠のあかりを見つめる木皿俊克さん=神戸市中央区の東遊園地で2014年1月17日午前5時27分、長谷川直亮撮影  「災害は人ごとと思っていた。同じ体験をして初めて痛みが理解できた」。17日午前5時46分、阪神大震災の追悼集会が開かれた神戸市中央区の東遊園地に、東日本大震災の遺族ら14人の姿があった。その一人、宮城県名取市の仮設住宅「愛島(めでしま)東部団地」で暮らす会社員、木皿(きさら)俊克さん(57)は、津波に妻をさらわれ、息子は自ら命を絶った。傷ついた心を癒やしてくれた神戸のボランティアへの恩返し、そしてボランティアの交通費割引制度実現などを訴えるため、神戸に来た。