夜空を赤く染めて勢いよく燃え上がる松明=福島県須賀川市で2012年11月10日、森田剛史撮影

 日本三大火祭りの「松明(たいまつ)あかし」が10日、「福島復興ののろし 絆の火祭り」をテーマに福島県須賀川市であった。松明になるカヤは、昨年は放射性セシウムが検出されたため全国各地から材料を募集したが、今年は検査済みの地元産が復活。巨大な松明25本が炎を上げて夜空を焦がした。

 戦国時代、伊達政宗の軍勢に攻められ討ち死にした須賀川城の武士を慰霊するために始まった伝統行事。最も大きい松明は高さ約10メートル、重さ3トンにもなる。

 矢吹町から4歳の長男と訪れた主婦(36)は、「生活も落ち着いてきて、例年通り見られるのは、うれしいです」と燃え上がる炎を見つめていた。【森田剛史】