常磐道で放射線量のモニタリングをする除染作業員=福島県富岡町内で2012年3月、江口一撮影

 細野豪志環境相は31日、閣議後の記者会見で、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染された福島県内の常磐自動車道の除染作業の見通しを示した。環境省が実施した実証事業の結果、実施区間内では放射線量が一般車両も通行できる「年間50ミリシーベルト」を下回った。年内に着手し、来年6月末までに除染を終える見通しだ。

 環境省は今年3〜7月、福島第1原発から半径20キロ圏の旧警戒区域内の常磐道の3カ所で除染の実証事業を実施。高圧洗浄や表土除去などを試みた結果、放射線量が最も高かった双葉町では年間227ミリシーベルトから同44ミリシーベルトまで81%下げることができた。