退任式で職員から花束を受け取り、目に涙を浮かべる井戸川克隆町長=7日、埼玉県加須市(写真:産経新聞)  東京電力福島第1原発事故で埼玉県加須市に役場機能ごと避難している福島県双葉町の井戸川克隆町長(66)の退任式が7日、加須市の旧県立騎西高校で行われた。井戸川町長は議会から不信任決議され、辞職を表明していた。12日付で退任する。  井戸川町長は退任式で「これからは一致団結して再建に取り組んでほしい」と職員にあいさつ。井上一芳副町長が「大きな目標を失い残念」と述べると、目に涙を浮かべた。  井戸川町長は現在2期目。原発事故への対応で、役場ごと県外避難を続け、国の対応を強く批判。独自路線を貫いたが、役場の福島県内への回帰や周囲との共同歩調を求める議会と対立し、昨年12月に不信任決議を受けた。町長は議会を解散したが、町議選告示前日の1月23日に辞職を表明した。  町長選は2月28日告示、3月10日に投開票される。