打ち上げられた福島県川俣町産の花火が夜空を彩った=愛知県日進市で2012年9月16日、大竹禎之撮影

 愛知県日進市で16日、花火大会が開かれ、放射性物質拡散への不安の声を理由に1年前に中止された福島県川俣町産の花火80玉が打ち上げられた。大勢の人が被災地の復興を願い、夜空を彩る花火を見上げた。

 両自治体は11年9月の花火打ち上げ中止後、市からの職員派遣や子どもの野球大会開催など交流を深めてきた。点火式に出席した同町の古川道郎町長は「いい意味での交流を心から願っている。支援ありがとうございます」とあいさつした。

 同町の花火をめぐっては、大会実行委が「安全を示す確実なデータがない」として打ち上げを中止し、抗議のメールや電話が約3000件寄せられた。実行委が花火の放射線量を測定した結果、安全性が確認された。花火80玉は、この日の打ち上げのために愛知県内で保管していた。【岡村恵子】