阪神大震災20年:神戸市の東遊園地で行われた「阪神淡路大震災1・17のつどい」。会場を埋め尽くす1万4000人の人が訪れ地震発生時刻の午前5時46分に黙祷を捧げた=17日午前5時46分、神戸市中央区の東遊園地(土井繁孝撮(写真:産経新聞)

 阪神大震災から20年となった17日、神戸市で灯されている「1・17希望の灯り」から種火を譲り受けた岩手県陸前高田市の気仙大工左官伝承館でも、地震発生時刻の午前5時46分に黙祷がささげられた。

 同館では平成23年12月、東日本大震災の犠牲者を追悼するため、NPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯り」(堀内正美代表、略称HANDS)によって東遊園地に建立されたガス灯「希望の灯り」から火を分けた「3・11希望の灯り」が設置されている。

 この日は犠牲者を追悼するかのように冷たい雨が降りしきる中、まだ夜が明けないうちから有志ら約10人が集まった。希望の灯りの前には花が手向けられたほか、神戸から送られた「祈り」「希望」「絆」と書かれた3つの竹灯籠が供えられた。

 「3・11希望の灯り運営協議会」副会長の遠藤健司さん(48)は「20年経っても課題が残っていると聞く。復興に向けて一緒に問題を解決していけたら」と同じ大災害の悲しみを共有する神戸に思いを寄せた。