住宅をぐるりと取り囲む北海道浜中町霧多布地区の高さ5.3メートルの防潮堤。海(右奥)はすぐそばに迫る=2012年6月27日、山田泰雄撮影

 北海道防災会議地震専門委員会(委員長=笹谷努・元北海道大教授)は28日、東日本大震災を踏まえて見直した太平洋沿岸(38市町)の津波浸水予測図をまとめた。津波の高さと浸水範囲はほぼ全市町で前回(06、07年)の道予測を大きく上回り、浜中町は国内最大の34.6メートルとなった。

 同委のワーキンググループ(WG)が過去の津波を示す「津波堆積(たいせき)物」から検討した。根室半島南東沖〜青森県東方沖のプレート境界で、東日本大震災並みの幅140キロ、長さ420キロの断層が動き、マグニチュード(M)9.1規模の地震を想定のうえで試算した。