犠牲者の冥福を祈って作られた雪地蔵を見つめる親子=兵庫県西宮市の市立安井小で2015年1月16日午後5時49分、幾島健太郎撮影

 阪神大震災(1995年)の被災地、兵庫県西宮市の市立安井小学校のグラウンドで16日夜、児童や地域住民が雪で作った地蔵89体にろうそくがともされた。震災から20年を迎える被災地に、鎮魂の明かりが浮かび上がった。

 17日午前5時すぎからある慰霊祭を前に、試験点灯した。使った雪は、震災当時から地域と交流を続ける富山市のボランティアグループ「ヤングネットワークとやま」が届けた。雪地蔵は高さ約1メートル。同小の校区で震災により亡くなった人の数と同じだけの地蔵を制作した。

 試験点灯に参加した西宮市社家町の大学2年、原田奈津さん(20)は「祈りのともしびを消さず、震災の記憶をいつまでも伝えていかなければいけないと感じた」と話した。【大森治幸】