振り袖やはかま姿で笑顔を見せる新入生たち=岩手県大船渡市の綾里小で2015年4月1日午前9時40分、佐々木順一撮影
東日本大震災の津波で校舎の1階が浸水した岩手県大船渡市の市立綾里(りょうり)小学校で1日、入学式があった。新入生19人が振り袖やはかま姿で臨み、華やかな雰囲気の中、新1年生の元気な声が響いた。
1873(明治6)年創立の綾里小では1970年代前半ごろから和装で入学式に出席する女児が見え始め、震災前の2010年には男女全員が和装になったという。この日も伝統を受け継ぎ、男児8人と女児11人全員が和服に着飾って登校し、晴れの日を迎えた。【佐々木順一】