うっすらと雪化粧した浜辺で、白い壁に手形で描かれた満開の「サクラ」=宮城県石巻市で2013年3月31日午後2時12分、小川昌宏撮影  東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市雄勝(おがつ)地区の荒浜海水浴場で31日、被災者らが大きな白壁に鮮やかな「桜」を咲かせた。うっすらと雪化粧した浜辺で、前日から延べ約200人がピンクのペンキで手形を押し、大木を満開にした。  岐阜県高山市の左官職人、挟土(はさど)秀平さん(50)と地元有志らが、昨年12月に設置した長さ40メートル高さ4メートルのしっくい壁。「雄勝希望のキャンバス」として、被災者らが思い思いの言葉や絵を描いてきた。  震災で雄勝地区から引っ越した住民も多い。五つの手形を押した高橋いくよさん(78)は「この桜の下で、雄勝を離れてしまった人をずっと待っていたい」と満開の桜を見上げた。【小川昌宏】  岐阜県高山市の左官職人、挟土(はさど)秀平さん(50)と地元有志らが、昨年12月に設置した長さ40メートル高さ4メートルのしっくい壁。「雄勝希望のキャンバス」として、被災者らが思い思いの言葉や絵を描いてきた。