笑顔で摘み取った綿花を手にするボランティアら=福島県いわき市で、森田剛史撮影

 福島県いわき市内15カ所の農地計1.5ヘクタールで、有機農法による綿花栽培で震災後の地域再生を目指す「いわきオーガニックコットンプロジェクト」の収穫作業が本格化している。

 オーガニックコットン製品の製造・販売の草分けで毎日ファッション大賞を受賞したアバンティ(東京)と地元NPO法人ザ・ピープルが協力し、5月に種をまいた。原発事故の影響に苦しむ福島で雇用と循環型社会を生み出す狙いがある。

 来年1月までに1トン以上を収穫し、6月にはTシャツ4万枚を作るのが目標だ。大勢のボランティアが参加し、地元農家と茶色の綿花を集めている。ザ・ピープルの吉田恵美子理事長(55)は「製造工場は県外にあるので、将来は県内で『いわき産綿花』を製品化できるよう事業を広げたい」と話した。【森田剛史】