オーストリア気象庁が観測した東日本大震災の地震波。上下動する黄色い線が地震波で、激しい揺れを観測したため、画面が黄色で埋まっている。「201170」は2011年の70日目(3月11日)を示す。(オーストリア気象庁提供・共同)

 【ウィーン共同】1923年の関東大震災の発生を世界にいち早く知らせたとされるウィーンのオーストリア気象庁に、当時の地震計の記録紙が残っていることが10日、分かった。記録紙には振幅の大きな波形が描かれ、同気象庁は「約9千キロ離れたウィーンでも一目で激しいと分かる地震。当時の様子を伝える貴重な史料だ」としている。

 地震発生から約12分後に地震の初期微動(P波)が到達して地震計の針が振れ始め、その後主要動のS波も記録されるなど、振幅の大きな波形が続いた。

 同気象庁は2011年3月の東日本大震災でも、地震発生から約12分後に地震波を観測した。