岩手県陸前高田市で開かれた成人式で、東日本大震災で行方不明のままになっている幼なじみの佐藤千明さんの写真を持つ佐藤真奈さん。千明さんの父健二さんが成人式用に振り袖姿の合成写真を作り、真奈さんに託した=12日  東日本大震災で大きな被害が出た岩手県陸前高田市で12日、成人式が開かれた。晴天の下、振り袖やはかまの晴れ着に身を包んだ約200人が参加し、「復興の担い手は私たち」と誓いを新たにした。  市によると、今年新成人となるはずだった12人が津波の犠牲となり、会場には遺族から借り受けた遺影を抱く同級生の姿もあった。  会社員佐藤健二さん(51)は、長女千明さん=当時(17)=の振り袖姿の合成写真を作り、式に持参した。千明さんは今も行方不明。佐藤さんは「娘の友達がいっぱいいる。祝福したかった」と話した。