東日本大震災復興応援イベントとして披露された甲冑競馬(30日、東京都品川区の大井競馬場で)=高橋美帆撮影

 福島県相馬地方に伝わる神事「相馬野馬追(まおい)」が30日、東京都品川区の大井競馬場で披露され、陣羽織や鎧(よろい)を着た騎馬武者が馬場を駆けめぐる勇壮な姿に競馬ファン約900人が歓声を上げた。

 東日本大震災で被災した福島の復興を応援しようと、同競馬場を運営するTCK特別区競馬組合が企画。騎手や馬を同県南相馬市から招き、レース前に、騎馬の速さを競う神事の目玉「甲冑(かっちゅう)競馬」などを再現した。

 参加した8頭の中には、原発事故で避難した馬もいたが、台風の強風にも負けず、約800メートルのコースを土煙と共に力強く疾走した。東京都品川区の女性(43)は「強風をものともしない迫力ある走りに圧倒された」と興奮した様子だった。