ペップキッズこおりやまで、遊具などの施設を見学される皇太子ご夫妻(22日午後、福島県郡山市で)=代表撮影

 皇太子ご夫妻は22日、東日本大震災の被災地お見舞いのため、福島県を日帰りで訪問された。

 ご夫妻は、風評被害対策のため、同県産の食品などの放射線量を測定している郡山市の「県ハイテクプラザ」を視察後、同市内の仮設住宅を訪問。47戸の入居者のうち、多くが原発事故の影響で双葉町から避難してきた高齢者で、ご夫妻は、椅子に座って出迎えたお年寄りに約25分間、腰をかがめたまま声をかけられた。

 皇太子さまは、仮設住宅で暮らす女性(93)に「生活はいかがですか。今年は暑かったでしょう」と声をかけて気遣われた。雅子さまは、震災後に夫を亡くした女性(76)が「耳が遠くて」と話すと、耳元にそっと顔を近づけ、「おつらいことがございましたね。お体をお大事に」と慰められた。女性はハンカチで目元をぬぐっていた。

 続いて訪れた郡山市内の大型屋内遊び場「ペップキッズこおりやま」では、ままごとやボールで遊ぶ子どもたちの様子を見て回られた。空気入りの大型マットで跳びはねて遊ぶ親子を見た皇太子さまが、「ちょっと中に入ってみよう」と雅子さまを誘い、お二人も一緒にジャンプして笑顔を見せられる場面もあった。