参院は15日午前の本会議で、政府が事後承認を求めていた原子力規制委員会の田中俊一委員長と委員4人の国会同意人事案を、自民、民主、日本維新の会、公明党などの賛成多数で可決した。衆院は14日の本会議で同様に同意しており、田中氏らは昨年9月、原子力規制委設置法の例外規定で就任して以来、約5カ月を経て国会の承認を得た。  15日の参院本会議では、このほか、地方財政審議会委員5人と公安審査委員会委員長と委員3人の2機関9人の人事も承認した。  原子力規制委の人事案は国会で同意を得る必要があるため、昨年7月、野田内閣(当時)は田中氏ら5人の人事案を国会に提示した。しかし、民主党内に異論があったため採決を先送りし、野田佳彦前首相は、原子力緊急事態宣言中なら同意を先送りできる例外規定に基づき、田中氏らを任命。規制委の正当性を損なうとの指摘も受けていた。