大飯原発敷地内で調査を行う原子力規制委員会のメンバーら。左上の建物は大飯原発1号機=29日午後、福井県おおい町(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)

 ■2日間の追加調査終了

 原子力規制委員会の専門家調査団は29日、国内で唯一稼働している関西電力大飯原発(福井県)敷地内の断層の一種「破砕帯」について、2日間の追加調査を終えた。この日の調査でも見解は一致せず、年明けに開かれる評価会合で調査結果を議論する。

 団長役で規制委の島崎邦彦委員長代理は調査後に「大飯は判断が難しい。データを整理する時間がほしい」と話した。調査団は、南側に新たな試掘溝(トレンチ)を掘って調べる必要性も指摘しており、議論は長期化する可能性もある。

 大飯原発では、敷地内を縦断する「F−6破砕帯」が活断層である可能性が指摘されている。11月の現地調査で新たに確認された地層のずれが活断層か地滑りかで見解が分かれ、追加調査が行われていた。