皇室に献上する身不知柿。磨いて和紙にくるんだ上で箱詰めにする=福島県会津若松市で2012年11月26日、乾達撮影

 福島県会津若松市御山地区で26日、皇室に献上する名産の「身不知(みしらず)柿」270個を布で磨き、和紙にくるんで箱詰めする作業が行われた。県職員が27日に天皇家などに届ける。

 枝が折れるほどたわわに実をつけるため、「身の程を知らない」とその名が付いたという。渋みの強い柿だが、焼酎をかけて密閉し2週間待つと、甘くトロリとした食感になる。

 原発から約90キロ離れ、放射性物質は検出限界値未満でも昨年は注文が3割減。今年も1割回復したものの風評被害は残る。農家は「地道にうまい柿を作るだけ」と機が熟すのを待つ。【乾達】