オスプレイにけが人役の自衛隊員を運び入れる海兵隊員ら=8日午前10時18分、気仙沼市の大島みどりのふれあい広場

 東日本大震災級の大災害に備え、自衛隊や東北6県の自治体による災害訓練「みちのくALERT(アラート)2014」は8日、気仙沼市の離島・大島で、米軍の新型輸送機MV22オスプレイを使った物資輸送や患者搬送訓練を行った。石巻湾上に配置した輸送艦への離着陸は7日に引き続き、見送られた。

 8日朝に厚木基地(神奈川県)を離陸した1機は、仙台市若林区の陸自霞目駐屯地を経由し、午前10時8分に大島の海辺に近い市民公園「大島みどりのふれあい広場」に着陸。毛布や水を降ろした後、患者役の2人を乗せて午前10時23分、同駐屯地に向けて飛び立った。
 島では同日、市の津波総合防災訓練が行われ、住民ら約300人が離着陸を見守った。主婦石川春美さん(57)は「大災害が起きれば島は孤立してしまう。こうした訓練を通じ、いざという時に動いてもらえる態勢を考えてもらうのは助かる」と話した。