「長野県産」と偽って表示された福島県産米(長野県警駒ヶ根署で)

 福島県産米を長野県産米と偽って販売したとして、長野県警は27日、同県駒ヶ根市下市場、米穀集荷販売会社「橋本商事」社長・橋本英雄容疑者(57)を不正競争防止法違反(誤認惹起(じゃっき)行為)容疑などで逮捕した。

 発表によると、橋本容疑者は1月から2月、福島県産あきたこまちを「長野県産あきたこまち」と印刷された5キロ用の袋に入れるなどして産地を偽り、大阪府の業者に40袋計200キロを約6万円で販売した疑い。

 橋本商事は大阪府の業者に長野県産あきたこまち50トンを納入することになっており、長野県産以外に福島県産などの玄米約25トンを仕入れていたという。橋本容疑者は「福島県産は長野県産よりも仕入れやすかった。大口の取引を成功させたかった」と供述しているという。福島県産米は福島第一原発事故の影響で出荷停止になるなどし、昨年10月に新米の出荷が可能になった。