乗り手の渡部祐二さんと共に訓練するドラゴンスクリュー(右)=福島県南相馬市で、梅村直承撮影

 午(うま)年の2014年、7月に行われる福島県相馬地方の伝統行事「相馬野馬追(のまおい)」でデビューを目指すドラゴンスクリューが青空の下を疾走する。右後ろ脚を骨折し競走馬を断念。野馬追に活躍の場を求め、同県南相馬市の深野仲山トレーニングセンターで訓練を続けている。

 同センターの佐藤徳代表(60)は、東日本大震災の被災地への関心が薄れていることや、東京電力福島第1原発事故の影響で地域住民が減り続けていることに危機感を募らせる。「午年は、馬追の馬を通じて、震災や福島を忘れない一年にしてほしい」。復興への思いを重ねるように再起を目指す馬を見つめた。【梅村直承】