政界引退を決め、記者会見に臨んだ石原慎太郎氏=16日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(三尾郁恵撮影)(写真:産経新聞)

 次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)は16日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、衆院選で落選したことを受け、政界を引退することを正式表明した。

 石原氏は「歴史の十字路に何度か立ち、政治家としても物書きとしてもうれしい経験だった。晴れ晴れとした気持ちで政界を去れる」と、長年の政治生活を振り返った。

 ただ、「心残りは憲法が一字も変わらなかったことだ」と述べ、在職中に憲法改正が実現できなかったことを残念がった。

 盟友だった維新の党の橋下徹共同代表について問われると、首相になれる器だとの認識を示し、「彼は天才だ。国会で内閣を動かさなければ大阪は持ち上がってこない」と述べ、国政進出に期待感を示した。

 中国系メディアが日中関係や尖閣問題についてただす場面もあり、石原氏は「けんかをしかけているのは向こう(中国)だ。頭を冷やした方がいいよ」などとやり返した。

 会見の最後は「死ぬまでは言いたいことを言って、やりたいことをやる。人から憎まれて死にたいと思う」と、“慎太郎節”で締めくくった。