作業員が誤って外し、汚染水が漏れたホースの接続部=東京電力提供

 東京電力は9日、福島第1原発で、放射性汚染水から塩分を取り除く淡水化装置の配管から汚染水約7トンが漏れ、汚染水に触れた作業員6人が被ばくしたと発表した。それぞれの被ばく量はガンマ線が0・42〜0. 11ミリシーベルト、ベータ線が1.2〜0.2ミリシーベルトだった。体内に放射性物質を取り込んでおらず、東電は健康への影響はないとみている。配管の取り換え作業中のミスが原因だった。漏れた汚染水は装置のある敷地外には流れ出ていないという。相次ぐ作業ミスで、福島第1原発における東電の管理体制が改めて問われそうだ。

 東電は、建屋内にたまっている高濃度汚染水については、まず放射性セシウムを吸着させる装置で処理。さらに塩分を取り除く淡水化装置で淡水にした後、溶けた燃料の冷却などに使っている。セシウムや塩分を除去するこれらの処理を経ても、汚染水には放射性ストロンチウムなどの放射性物質は残っている。