原発事故…琵琶湖の影響シミュレーション(写真:産経新聞)

 近畿1400万人の水源がもしも放射性物質に汚染されたら−。東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故が起こって以降、「近畿の水がめ」琵琶湖を擁する滋賀県は、隣接する福井県内の原発で同程度の事故が発生したとの想定で、放射性物質の拡散予測を独自に進め、琵琶湖への影響についての試算結果を公表した。導き出された結果は、「最悪の場合、琵琶湖の表面の20%が国の飲料水摂取制限基準を超える濃度で汚染され、その状態が約15日間続く」。同県は「試算は湖水そのものが対象。飲み水への影響を考える場合、浄水場での処理などを検討する必要がある」と説明、今のところ大きな問題にはなっていない。しかし人間の暮らしに一番大切な「水」の話だけに、流域で取水している自治体などの担当者には戸惑いが広がる。