避難訓練で渋滞する車列を横切って避難所に向かう子どもたち=宮城県山元町で2013年8月31日午前9時14分、森田剛史撮影

 9月1日の「防災の日」を前に、東日本大震災で被災した宮城県山元町で31日、車を使った津波からの避難を検証する総合防災訓練が実施された。

 車での避難は渋滞を招き津波から逃げ遅れるおそれがあるが、海岸から平たんな地形が続く同町では、徒歩で高台の避難所に到達するのは時間がかかるため、訓練で車での避難経路を検討するのが狙い。

 宮城県沖を震源とする震度6強の地震が発生し、大津波警報が発令され、約45分後に到達する想定。午前9時、防災行政無線でサイレンが鳴ると、工事関係車両を含めた約600台の車が一斉に町内3カ所の避難所を目指した。交差点では消防団員らが交通誘導し、上空では県の防災ヘリが渋滞状況を監視した。