震災前と同じ場所で再開し、早朝から大勢の買い物客でにぎわう「ゆりあげ港朝市」=宮城県名取市で2013年5月4日午前6時44分、小川昌宏撮影

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県名取市・閖上(ゆりあげ)地区で30年以上の伝統を持つ「ゆりあげ港朝市」が4日、海沿いの閖上漁港で約2年2カ月ぶりに復活した。再開を待ちわびていた被災者らが午前6時の開店前から並ぶなど、約1万5000人が詰めかけた。

 津波で朝市の店舗や事務所が流失。51人いた「ゆりあげ港朝市協同組合」の組合員も4人が犠牲になった。

 震災後は漁港から約5キロ内陸のショッピングモールで仮復旧していたが、震災を機に交流が始まったカナダの支援などで、元の場所に木造平屋の長屋タイプの店舗棟が完成。この日はタコやカレイなど海産物を中心に50以上の店がオープンし、「いらっしゃい」と威勢のいい声が響いた。