3年ぶりに再開された福島県特産の干し柿「あんぽ柿」の加工作業。福島第1原発事故のため生産を自粛していた=21日午後、同県国見町

 原発事故のため、生産を自粛していた福島県特産の干し柿「あんぽ柿」の加工が3年ぶりに始まり、オレンジ色のカーテンが姿を現した。

 柿は乾燥させると放射性物質が濃縮されるため、除染や検査を重ね、今年県北部の一部地域が「加工再開モデル地区」になった。出荷段階で全て濃度を調べる。

 国見町の農家星野広さん(67)は21日、家族と柿の皮をむいたり、つるしたりする作業に追われた。「ようやくここまで来た。来年はすべての地域で復活させたい」と話した。