鎌ヶ谷市内を練り歩く相馬野馬追の騎馬武者行列=12日午後、千葉県鎌ヶ谷市(撮影・三尾郁恵)(写真:産経新聞)

 千葉県鎌ケ谷市で12日、市民まつりが開かれ、福島県相馬地方の伝統行事「相馬野馬追(そうまのまおい)」の騎馬武者が特別参加した。

 鎌ケ谷市周辺は相馬氏のルーツの土地とされることから、東日本大震災でも途切れなかった伝統と心意気を学ぶとともに、復興を祈願しようと計画。12騎はホラ貝を合図に出陣し、市民が小旗をふって迎えるなか、約1.5キロを行進した。

 野馬追は野生馬を敵に見立てて追った平将門の軍事訓練が始まりとされ、将門の子孫の相馬氏は、南北朝時代ごろに現在の南相馬市に本拠地を移したといわれている。鎌ケ谷を去ってからの600年余りの時間を超え、“祖先の地”で披露した雄姿に、馬2頭を提供した相馬市柏崎の持舘孝勝さん(69)は「相馬の元気を、縁ある鎌ケ谷の人たちに伝えられてうれしい」と笑顔を見せた。